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階子
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ばしご
ふりがな文庫
“
階子
(
ばしご
)” の例文
岩
(
いは
)
を
削
(
けづ
)
つて
點滴
(
したゝ
)
る
水
(
みづ
)
は、
其
(
そ
)
の
火
(
ひ
)
の
見
(
み
)
階子
(
ばしご
)
に、
垂々
(
たら/\
)
と
雫
(
しづく
)
して、
立
(
た
)
ちながら
氷柱
(
つらゝ
)
に
成
(
な
)
らむ、と
冷
(
ひやゝ
)
かさの
身
(
み
)
に
染
(
し
)
むのみ。
何處
(
どこ
)
に
家
(
いへ
)
を
燒
(
や
)
く
炎
(
ほのほ
)
があらう。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼女を引き摺るようにして、せまい掛け
階子
(
ばしご
)
をのぼってゆくと、二階の四畳半には誰もいなかった。半七は念のために押入れをあけて見た。古い
葛籠
(
つづら
)
をゆすってみた。
半七捕物帳:35 半七先生
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
分けて今年は
暖
(
あたたか
)
さに
枝垂
(
しだ
)
れた黒髪はなお
濃
(
こまや
)
かで、中にも
真中
(
まんなか
)
に、月光を浴びて漆のように高く立った火の見
階子
(
ばしご
)
に、袖を掛けた柳の
一本
(
ひともと
)
は
瑠璃天井
(
るりてんじょう
)
の階子段に、遊女の
凭
(
もた
)
れた風情がある。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
階
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“階子”で始まる語句
階子段
階子壇
階子下
階子口