“階子壇”の読み方と例文
読み方割合
はしごだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐに分った、店口を入る、茶のと正面の階子壇はしごだんの下に、炭火のかッと起った台十能だいじゅうを片手に、立っていたのがすなわち内儀で。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此處こゝではへないぞ。」とこゝろさけんだ、たかいのに、べつ階子壇はしごだんふほどのものもし、廊下らうか一𢌞ひとまはりして、むかうへりるあたりが、なりな勾配こうばい
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二階の階子壇はしごだん一番上いっちうえの一壇目……と思う処へ、欄間らんまの柱を真黒に、くッきりとそらにして、袖を欄干てすりれに……その時は、濃いお納戸と、薄い茶と、左右に両方
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)