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勾配
ふりがな文庫
“勾配”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こうばい
98.5%
かうばい
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうばい
(逆引き)
迫った岡はその辺で
谷間
(
たにあい
)
のような地勢を成して、更に
勾配
(
こうばい
)
の急な傾斜の方へと続いて行っている。丁度他に
往来
(
ゆきき
)
の人も見えなかった。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
今日と違って、その当時の衛戍病院の入口は、往来よりも少しく高い所にあって、さしたる
勾配
(
こうばい
)
でもないが一種の坂路をなしていた。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
勾配(こうばい)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かうばい
(逆引き)
「その穴へそつと置くがいゝ、——おや、おや、梯子の
勾配
(
かうばい
)
がひどく
緩
(
ゆる
)
いと思つたら、屋根の上ぢやなくて、
庇
(
ひさし
)
の下の
欄間
(
らんま
)
のところへ掛つたぜ」
銭形平次捕物控:210 飛ぶ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
勿論
(
もちろん
)
かゝる
構造
(
かうざう
)
で、
極
(
きわ
)
めて
重量
(
じゆうりよう
)
のある
鐵車
(
てつしや
)
の
事
(
こと
)
だから、
速力
(
そくりよく
)
の
點
(
てん
)
に
於
(
おい
)
ては
餘
(
あま
)
り
迅速
(
じんそく
)
には
行
(
ゆ
)
かぬ、
平野
(
へいや
)
ならば、
一時間
(
いちじかん
)
平均
(
へいきん
)
五
哩
(
マイル
)
以上
(
いじやう
)
進行
(
しんかう
)
する
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るであらうが、
極
(
ご
)
く
勾配
(
かうばい
)
の
激
(
はげ
)
しい
坂道
(
さかみち
)
では
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
勾配(かうばい)の例文をもっと
(2作品)
見る
“勾配”の意味
《名詞》
勾 配 (こうばい)
地形等における水平面に対する傾斜の程度。
(数学)ベクトル解析において、スカラー場に対して定義され、場の各方向への変化率を記述する偏微分ベクトル場。
(出典:Wiktionary)
勾
常用漢字
中学
部首:⼓
4画
配
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“勾配”の類義語
斜面
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