“南勾配”の読み方と例文
読み方割合
みなみこうばい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな奥深い峡谷きょうこくは、町から思うと寒い筈だが、案外冷たい風もなく、南勾配みなみこうばいって山歩きをしていると草萌頃くさもえごろのむしむしとする地息に、毛の根がかゆくなる程な汗を覚える。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)