“南無阿弥陀仏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なむあみだぶつ89.6%
なむあみだぶ3.0%
なんまいだ1.5%
なあまいだぶ1.5%
なあまいだんぶ1.5%
なまいだ1.5%
なんまいだぶ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と振袖を顔に当て、潜々さめ/″\と泣く様子は、美しくもあり又物凄ものすごくもなるから、新三郎は何も云わず、南無阿弥陀仏なむあみだぶつ、南無阿弥陀仏。
おかんは、感極って『南無阿弥陀仏なむあみだぶ々々』と、幾度も繰返した。その声に応ずるように御姿だけは幾度拝んだか分らない阿弥陀如来が忽然として、咫尺の間に出現し給うた。
極楽 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
そこさ一面の障子の破れのぞいたら何が見えべい——南無阿弥陀仏なんまいだ、ああ、南無阿弥陀仏、……やあ、蝋燭ろうそくがひらひらする、どこから風が吹いて来るだ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
南無阿弥陀仏なあまいだんぶ。」と生若なまわかい声を出す。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「……南無阿弥陀仏なまいだ、南無阿弥陀仏……」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
南無阿弥陀仏なんまいだぶ、ソ、それは、それ、この次の、次の、小座敷で亡くならしっけえ、どっかの嬢様が書いてっただとよ、きそこだ、今ソンな事あどうでもえ。頭から、慄然ぞっとするだに、」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)