“南無阿弥陀仏（なむあみだぶ）”の例文

旧字：南無阿彌陀佛

おかんは、感極って『南無阿弥陀仏（なむあみだぶ）々々』と、幾度も繰返した。その声に応ずるように御姿だけは幾度拝んだか分らない阿弥陀如来が忽然として、咫尺の間に出現し給うた。

極楽 (新字新仮名) ／菊池寛(著)

誰に挨拶（あいさつ）さっせるだ。南無阿弥陀仏（なむあみだぶ）、南無阿弥陀仏。はて、急に変なことを考えたぞ。

草迷宮 (新字新仮名) ／泉鏡花(著)

“南無阿弥陀仏”の意味

《名詞》

阿弥陀仏に帰依することを表す語。
(出典:Wiktionary)

“南無阿弥陀仏”の解説

南無阿部陀仏
南無阿弥陀仏（なもあみだぶつ・なむあみだぶつ）他の表記として、南無阿弥陀佛、南無阿彌陀佛、南无阿弥陀佛などがあるとは、名号のひとつで「六字名号」のこと。阿弥陀仏への帰依を表明する定型句である。

「南無」はナモー(namo）の音写語で「礼拝、おじぎ、あいさつ」を意味するナマス（namas）の連声による変化形。「礼拝」から転じて帰依(śaraṇagamana)を表明する意味に用いられ、「わたくしは帰依します」と解釈される。

「阿弥陀」は、その二つの仏名である「アミターバ（無量の光明, amitābha）」と「アミターユス（無量の寿命, amitāyus）」に共通するアミタ（無量「はかることのできない」という意味。、amita-）のみを音写したもの。
(出典:Wikipedia)

“南無阿弥陀仏”で始まる語句