“なんまいだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
南無阿弥陀仏50.0%
南無阿弥陀50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこさ一面の障子の破れのぞいたら何が見えべい——南無阿弥陀仏なんまいだ、ああ、南無阿弥陀仏、……やあ、蝋燭ろうそくがひらひらする、どこから風が吹いて来るだ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これえ消したが最後、立処たちどころに六道の辻に迷うだて。南無阿弥陀仏なんまいだ、御坊様、まだかね。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ええ、仁右衛門にえむの声だ。南無阿弥陀仏なんまいだ、ソ、ソレ見さっせえ。宵に門前もんまえから遁帰にげかえった親仁めが、今時分何しにここへ来るもんだ。見ろ、畜生、さ、さすが畜生の浅間しさに、そこまでは心着かねえ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)