“痒”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かゆ68.9%
がゆ21.5%
7.2%
かい1.4%
かゆき0.5%
0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“痒”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.7%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そうして、そのなめらかな水面を、陽気な太鼓の音、笛の、三味線の音がしらみのようにむずかゆく刺している。
ひょっとこ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
お庄はどこか父親にているとか、ここが母親に肖ているとか言って、顔をじろじろ見られるのが、むずかゆいようであった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
まもなく、櫓太鼓やぐらだいこの勇ましい音。お角の鼓膜にこたえて、感興をそそり、腕がむずがゆいような気持がしました。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
うみを出してくれと頼んだ腫物しゅもつを、いい加減の真綿まわたで、で廻わされたってむずがゆいばかりである。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
海老茶色ルバーシカの男は、真面目くさった顔つきで、ときどき横っ腹を着ているものごときながら、札をひろったり、捨てたりしている。
ズラかった信吉 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
——人間の取り扱が俄然豹変がぜんひょうへんしたので、いくらゆくても人力を利用する事は出来ん。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
與「だから鬼だって、自分は勝手三眛かってざんまいして居るからかいくもねえが、それはお累様ア憎いたって、現在赤ん坊が蚊に喰殺されても構わねえて云うなア心が鬼だねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「おゝかいい」とぴしやりたゝいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
斯く御婦人に対して御無礼を働きまするも——幾度も拒絶されたる貴嬢に対して、耻辱をしのんで御面会致すと言ふも、人伝ひとづてにては何分にも靴を隔ててかゆきを掻くのうらみに堪へぬからです
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ややしばらく眺めていると今度は掌がむずゆくなる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)