“痒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かゆ70.0%
がゆ21.9%
6.1%
かい1.2%
かゆき0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田山白雲の身の廻りのことは、三度の食事から、蒲団の上げ下ろしまで、いところへ手の届くように世話してくれる者があります。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それを感じた時のむづいやうな一種の戦慄は、到底形容するがない。私は唯、それを私自身の動作に飜訳する事が出来るだけだ。
世之助の話 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そしてその毛の残つた処は非常なゆさを感じたり、或は痛んで脹れ上つたりさへもする。それはよくビロオドのやうな幼虫とまちがへられる。
ナアニこれが他人で見るがいい、お前さんが御免になッたッて成らなくッたッて此方にゃア痛くもくも何とも無いたから、何で世話を焼くもんですか。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
人伝てにては何分にも靴を隔ててを掻くのに堪へぬからです、今日ては、て貴嬢の御承諾を得たいと云ふのが私の希望では御座いませぬ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
しばらく眺めていると今度は掌がむずゆくなる。一刻の安きをったは、安きを、なお安くするために、裏返して得心したくなる。小野さんは思い切って、封筒を机の上にに置いた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)