“齒痒”の読み方と例文
新字:歯痒
読み方割合
はがゆ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疾風しつぷうの如く飛んで行く八五郎、その忠實な後ろ姿を見送つてどうして今まで手を拔いてゐたか、平次は自分乍ら齒痒はがゆい心持でした。
鋭敏えいびん作用はたらきをすることがある………たとへば何か待焦まちこがれてゐて、つい齒痒はがゆくなツて、ヂリ/″\してならぬと謂ツた風にさわぎ出す。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
愚物ばかだわねえ!』とあいちやんはおほきなこゑ齒痒はがゆさうにしましたが、『だまれ!』と白兎しろうさぎさけんだので、いそいでめました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)