“はがゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歯痒78.9%
齒痒14.9%
歯癢4.4%
齋痒0.9%
齒掻0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
U氏がコンナ事でYをすような口吻があるのが私には歯痒かった。Yは果してU氏の思うように腹の底から悔悛めたであろう乎。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
鋭敏作用をすることがある………へば何か待焦れてゐて、つい齒痒くなツて、ヂリ/″\してならぬと謂ツた風にぎ出す。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
く春廼舎の技巧や思想の歯癢さに堪えられなくなった結果が『小説神髄』の疑問の箇処々々に不審紙をったのを携えて突然春廼舎の門を叩いた。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
見ると、奉公人の私でさへ齋痒いと思ひます。丁子屋家付きの娘で、旦那は小糠三合の入聟ですもの、あんなに小さくなつて居なくたつて宜いやうなものですが——
宗助はたゞ惘然とした。自己根氣精力らない齒掻に、夫程歳月けなければ成就出來ないものなら、自分しにつてたか、それからが一の矛盾であつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)