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惘然
ふりがな文庫
“惘然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぼうぜん
45.9%
もうぜん
32.8%
ばうぜん
8.2%
ぼんやり
8.2%
まうぜん
3.3%
うっかり
1.6%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼうぜん
(逆引き)
ジャン・ヴァルジャンは我を忘れて、彼女を
惘然
(
ぼうぜん
)
と自分の胸に抱きしめた。彼はほとんど彼女をまた取り戻したような心地になった。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
惘然(ぼうぜん)の例文をもっと
(28作品)
見る
もうぜん
(逆引き)
離れるものは
没義道
(
もぎどう
)
に離れて行く。未練も
会釈
(
えしゃく
)
もなく離れて行く。玄関から座敷に引き返した小夜子は
惘然
(
もうぜん
)
として、
椽
(
えん
)
に近く坐った。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
惘然(もうぜん)の例文をもっと
(20作品)
見る
ばうぜん
(逆引き)
彼
(
かれ
)
には
庭
(
には
)
の
節制
(
だらし
)
のない
騷
(
さわ
)
ぎの
聲
(
こゑ
)
が
其
(
そ
)
の
耳
(
みゝ
)
を
支配
(
しはい
)
するよりも
遠
(
とほ
)
く
且
(
かつ
)
遙
(
はるか
)
な
闇
(
やみ
)
に
何物
(
なにもの
)
をか
搜
(
さが
)
さうとしつゝあるやうに
只
(
たゞ
)
惘然
(
ばうぜん
)
として
居
(
ゐ
)
るのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
惘然(ばうぜん)の例文をもっと
(5作品)
見る
▼ すべて表示
ぼんやり
(逆引き)
母が答へる
暇
(
いとま
)
のない中に父は足早に家の方へ行つてしまひ私は
朝貌
(
あさがほ
)
の
蔓
(
つる
)
を手に持つたなりで
惘然
(
ぼんやり
)
とあとを見送つて居り升た。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
惘然(ぼんやり)の例文をもっと
(5作品)
見る
まうぜん
(逆引き)
そして一日々々の激昂の苦しさはたゞ
惘然
(
まうぜん
)
と銷沈のくるしさに移つて行つた。
業苦
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
惘然(まうぜん)の例文をもっと
(2作品)
見る
うっかり
(逆引き)
作「つい
惘然
(
うっかり
)
いうだが、もう云わねえ様にしやしょう、実に思え掛けねえ、
貴方
(
あんた
)
今
何処
(
どこ
)
にいるだ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
惘然(うっかり)の例文をもっと
(1作品)
見る
“惘然”の意味
《名詞》
呆気にとられ唖然とするさま。
(出典:Wiktionary)
惘
漢検1級
部首:⼼
11画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“惘然”で始まる語句
惘然自失
検索の候補
惘然自失
惘々然
“惘然”のふりがなが多い著者
ヴィクトル・ユゴー
ロマン・ロラン
木下杢太郎
山本周五郎
二葉亭四迷
夏目漱石
正岡子規
中島敦
三遊亭円朝
長塚節