“まうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猛然69.2%
惘然15.4%
朦然15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまわたしそば近々ちか/″\よこぎつて、左右さいうゆき白泡しらあわを、ざつと蹴立けたてて、あたか水雷艇すゐらいてい荒浪あらなみるがごと猛然まうぜんとしてすゝみます。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その惘然まうぜんとした。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
是にうまれ是になれて、年々の㕝なれども雪にこもりをるはおのづから朦然まうぜんとして心たのしからず。しかるに春の半にいたり雪囲ゆきかこひ取除とりのくれば、日光明々としてはじめて人間世界にんげんせかいへいでたるこゝちぞせらる。