“白泡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらあわ72.2%
しろあわ22.2%
しろあは5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち私のそばを近々と横ぎって、左右に雪の白泡しらあわを、ざっと蹴立けたてて、あたかも水雷艇の荒浪を切るがごとく猛然として進みます。
雪霊続記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なだらかな勾配こうばいのところ/″\に形の面白い石を配置し、落ちて来る水がそれらの間を屈曲くっきょくしつゝ白泡しろあわ立って流れるように作られてい
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
うませなはらかはゆるめてあせもしとゞにながれんばかり、突張つツぱつたあしもなよ/\として身震みぶるひをしたが、鼻面はなづらにつけて、一つかみ白泡しろあは吹出ふきだしたとおもふと前足まへあしらうとする。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)