“鼻面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなづら89.2%
はな2.7%
はなッつら2.7%
はなツつら2.7%
はらづら2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでムクの鼻面はなづらに飛んで来た石をパッと受け返す途端にまた一つ、米友のかおを望んで飛んで来た石をすかさずパッと受け留めて
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
まだ生々いきいきとしている小さな金壺眼かなつぼまなこは、まるで二十日鼠はつかねずみが暗い穴からとんがった鼻面はなを突き出して、耳をそばだてたり、髭をピクピク動かしながら、どこかに猫か
畜生ちくしょう。)といったが馬は出ないわ。びくびくとうごめいて見えるおおき鼻面はなッつらをこちらへじ向けてしきりに私等わしらが居る方を見る様子。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
畜生ちくしやう、)といつたがうまないわ。びく/\とうごめいてえるおほき鼻面はなツつら此方こちらけてしきり私等わしらはう様子やうす
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
路地ろじにはぶたが、たまり水にぴしゃぴしゃ鼻面はらづらをつけて、そこからはくさったようなにおいがぷんと立った。