“鼻汁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はな83.7%
はなじる14.0%
ばな2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こっちで死ぬほど思っている人は鼻汁はなもひっかけてくれないし、いやでいやでたまらない奴は振っても巻いてもついて来やあがるし
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
鼻汁はなじるのなかに菌も出たらしい……この病気は鼻汁のなかに一番多く菌があるんだそうです。今度ですっかりきまったわけで、死刑の宣告みたいなものです
(新字新仮名) / 島木健作(著)
日本ではまだその少し前ごろまで、どの子もいわゆる二本鼻汁ばなを出していた。私どもも、親からやかましくいわれながら、着物の袖口が光っていた。中には氷の張ったようになっているのもあった。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)