“鼻糞”の読み方と例文
読み方割合
はなくそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「俺が憎いと思ふのは——年中お先煙草を狙ふ奴と、鼻糞はなくそを掘つて八方へ飛ばす奴と、ほこりだらけな足で人の家へ入る奴と——それから」
それから鼻糞はなくそをほじくっている子供がいましたっけ。大かた鴎村さんが大発見の追加を出すだろうと、僕は思ったのです。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そのうちに欠伸あくびが出てならないので、ひじ掛窓にって、大川の夜空を見ながら、無意識に鼻糞はなくそをほじっていた。
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)