“はなくそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻糞93.8%
鼻屎6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに欠伸あくびが出てならないので、ひじ掛窓にって、大川の夜空を見ながら、無意識に鼻糞はなくそをほじっていた。
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
アンドレエフに百姓が鼻糞はなくそをほじる描写べうしやがある。フランスに婆さんが小便をする描写がある。しかしをする描写のある小説にはまだ一度も出あつたことはない。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
の人のそばに坐ると厭な心持になりますよ、そうして反身そっくりかえって煙管きせるを手の先で振廻し、落してお皿を欠いたり、鼻屎はなくそをほじくっては丸薬にしたりしてなんだか厭だよ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)