“鼻腔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びこう85.0%
はな10.0%
びかう5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼻腔びこうでだけ呼吸いきをして、眼がかすんで、相手の数も顔もよく見えないために、わざと大きくみはっているようにがひらいてしまった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぱッとくちからも鼻腔はなからも血を噴いて、花顔かがんむなしく、虚空をつかむようにのけ反ッてクルと仰向あおに仆れてしまったのであった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私はハンカチーフで鼻腔びかうおほひながら松風の喧囂けんがうに心を囚へられてゐると、偶然、あの
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)