“瞠”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みは88.7%
みひら3.8%
どう1.9%
みつ1.9%
みい0.9%
だう0.5%
つむ0.5%
にら0.5%
0.5%
みはつ0.5%
(他:1)0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“瞠”を含む作品のジャンル比率
文学 > 中国文学 > 小説 物語10.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.5%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
けれども、その次の瞬間にはホッと安心をすると同時に、又、それとは全く違った意味で驚きの眼をみはらせられたのであった。
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そのとき娘が「あらっ!」と云って、椀を下に置いた。そして、「まあ、木下さんが」と云って眼をみはってひざを立てた。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
春日新九郎は、何の機会はずみかぽかりと眼を開いた——そしてその瞳をだんだん大きくみひらいていた。瞬きもせずに——
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれども、その内心の動搖や昂奮は、その眼がせはしくきら/\と光つたり、落着きなくみひらかれたりする間に現はれてゐた。
「火の玉」少尉は、相手がうごかなくなったのを見ると、そのまま自分もどうとその場に倒れた。
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ルリ子はうららかな太陽の光を浴びながら、梅田十八と抱き合っているうちに、急に梅田の身体が消えてしまって、弾みをくってどうとベンチの上に長くなって仆れる。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
顎十郎は、ゆっくり一足進みよると、眼を据えて、穴のあかんばかり、藤波の顔をみつめていたが、唐突とうとつに口をひらいて、
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
かの女は小さく繃帯ほうたいをしている片方の眼を庇って、部屋の瓦斯ガスの灯にも青年の方にも、斜に俯向うつむき加減に首を傾げたが、開いた方の眼では悪びれず、まともに青年の方をみつめた。
高原の太陽 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
私自身自分の女の肉体に青年のような筋肉の隆起が現われることに神秘的な興味を持ったのだが、気がつくと、これにみいっている少女の瞳は燃ゆるようだった。
健康三題 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
彼等は厳粛な顔をしてかの女のつく手をみいった。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
梅子は声をんでだうと伏せり、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
すると眼の前に突然華麗な室が現われたので思わず眼をつむった。
赤い手 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
政枝はまだ不承知らしい顔をしていたが、「きっとですか」と多可子をにらんで念を押した。そして間もなくぐったりして父親や医師のするままになり、やがて素直に体を横にされた。
勝ずば (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
自分は飽くまで眼をはり、飽くまで恐れおののく自分を見守って生の岸端に足を踏み堪えなければならない。
宝永噴火 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
初めて聞いた言葉ではないが、お利代は大きい眼をみはつじつと智恵子の顔を見た。何と答へていいか解らないのだ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
もう此頃になると、太政官符ダイジヤウグワンプに、更にキビしい添書コトワキがついて出ずとも、氏々の人は皆、目の前のすばやい人事自然の交錯した転変テンペンに、目をミハるばかりであつたので、久しい石城シキの問題も、其で、解決がついて行つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)