“瞠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みは88.7%
みひら4.2%
みつ2.1%
どう1.7%
みい0.8%
だう0.4%
つむ0.4%
にら0.4%
0.4%
みはつ0.4%
ミハ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事件のあったためか、一般の外客は禁足してあり、ただ数人の係員が、私達の闖入に対して、好奇の眼をっていたに過ぎなかった。
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
広くいた瞳の中から、彼女の感情が皆んな消えて行ってしまったように、無表情な彼女の顔。白々しい仮面のような彼女の顔。
(新字新仮名) / 池谷信三郎(著)
婦が言葉を尽して有難がる度に、爺は滅相もないとばかり両手を振った。「うふふ、何を云いなさるだね……」そして目を据えて宙をめる。
土城廊 (新字新仮名) / 金史良(著)
ルリ子はうららかな太陽の光を浴びながら、梅田十八と抱き合っているうちに、急に梅田の身体が消えてしまって、弾みをくってとベンチの上に長くなって仆れる。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私自身自分の女の肉体に青年のような筋肉の隆起が現われることに神秘的な興味を持ったのだが、気がつくと、これにっている少女の瞳は燃ゆるようだった。
健康三題 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
梅子は声をんでと伏せり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
彼は電燈のスイッチをった。すると眼の前に突然華麗な室が現われたので思わず眼をった。が、今はそんな事に暇をつぶしている時ではなかった。やがて今宵の目的物が眼に映った。
赤い手 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
政枝はまだ不承知らしい顔をしていたが、「きっとですか」と多可子をんで念を押した。そして間もなくぐったりして父親や医師のするままになり、やがて素直に体を横にされた。
勝ずば (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
自分は飽くまで眼をはり、飽くまで恐れおののく自分を見守って生の岸端に足を踏み堪えなければならない。
宝永噴火 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
初めて聞いた言葉ではないが、お利代は大きい眼をと智恵子の顔を見た。何と答へてか解らないのだ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
太政官符に、更にしい添書がついて出ずとも、氏々の人は皆、目の前のすばやい人事自然の交錯した転変に、目をるばかりであつたので、久しい石城の問題も、其で、解決がついて行つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)