“瞠(どう)” の例文
ルリ子はうららかな太陽の光を浴びながら、梅田十八と抱き合っているうちに、急に梅田の身体が消えてしまって、弾みをくって瞠(どう)とベンチの上に長くなって仆れる。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのまゝ瞠(どう)とばかり地上に堕(お)ち申候。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それを最後に瞠(どう)と仰(の)け反った。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「火の玉」少尉は、相手がうごかなくなったのを見ると、そのまま自分も瞠(どう)とその場に倒れた。しかしそれから十数分とたたないうちに、彼はまたむくむくと頭をもちあげた。
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)