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『軍用鼠』
ふりがな文庫
『
軍用鼠
(
ぐんようそ
)
』
探偵小説家の梅野十伍は、机の上に原稿用紙を展べて、意気甚だ銷沈していた。 棚の時計を見ると、指針は二時十五分を指していた。それは午後の二時ではなくて、午前の二時であった。カーテンをかかげて外を見ると、ストーブの温か味で汗をかいた硝子戸を透し …
著者
海野十三
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」博文館、1937(昭和12)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約38分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
復
(
モド
)
急遽
(
キュウキョ
)
弁
(
わ
)
花
(
鼻
)
而
(
シカ
)
得
(
ウ
)
但
(
タダ
)
側
(
かたわ
)
幹
(
ミッキー
)
之
(
コレ
)
仍
(
ヨ
)
瞠
(
どう
)
筋
(
プロット
)
停
(
とど
)
喧
(
かまびす
)
因
(
ちな
)
娘々
(
ニャンニャン
)
接
(
つな
)
旧態
(
キュウタイ
)
鍵
(
キイ
)
難
(
にく
)
勝
(
すぐ
)
収
(
しま
)
口吻
(
こうふん
)
嘗
(
かつ
)
奴
(
め
)
展
(
の
)
嵌
(
はま
)
幾何
(
いくら
)
彼奴
(
きゃつ
)
挿
(
はさ
)
擲
(
なぐ
)
点
(
とも
)
能
(
あた
)
虞
(
おそれ
)
黒目
(
あやめ
)
一切
(
いっさい
)
丁度
(
ちょうど
)
不図
(
ふと
)
丑満
(
うしみつ
)
且
(
か
)
仆
(
たお
)
仰有
(
おっしゃ
)
何
(
ど
)
何処
(
どこ
)
佩剣
(
はいけん
)
儂
(
わし
)
兎
(
と
)
冷雨
(
ひさめ
)
凡
(
およ
)
刃
(
やいば
)
利
(
き
)
勿体
(
もったい
)
卓子
(
テーブル
)
却
(
かえ
)
可及
(
カキュウ
)
可笑
(
おか
)
否
(
いな
)
呼吸
(
いき
)
咥
(
くわ
)
喧
(
やかま
)
嘉
(
よみ
)
囁
(
ささや
)
図々
(
ずうずう
)
奴
(
やつ
)
如何
(
いか
)
宥恕
(
ゆうじょ
)
尤
(
もっと
)
已
(
や
)
幹
(
みき
)
強
(
し
)
心憶
(
こころおぼ
)
怪
(
け
)
怯
(
おび
)
恭々
(
うやうや
)
悉
(
ことごと
)
悠
(
ゆっ
)
愕
(
おどろ
)
慄
(
ふる
)
慨
(
なげ
)
憚
(
はばか
)
憤懣
(
ふんまん
)
所謂
(
いわゆる
)
拘
(
かかわ
)
拠
(
よ
)
拵
(
こしら
)
挺
(
ちょう
)
昨夜
(
ゆうべ
)
更
(
ふ
)
更紗
(
さらさ
)
曾
(
かつ
)
柘榴
(
ざくろ
)
桝目
(
ますめ
)
棚曵
(
たなび
)
棲家
(
すみか
)
検
(
しら
)
水母
(
くらげ
)
江木
(
えぎ
)
況
(
いわ
)
灯
(
ひ
)