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宥恕
ふりがな文庫
“宥恕”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゆうじょ
88.2%
ゆるし
11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうじょ
(逆引き)
自分にしても、
若
(
も
)
し会社の
上役
(
うわやく
)
に会って誘われゝば、矢張り同じような態度を取るかも知れないと思って、
宥恕
(
ゆうじょ
)
することに努めた。
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
どんなことをも理解し
宥恕
(
ゆうじょ
)
してくれる、眼に見えない友へ、自分の心を打ち明けるという慰安を、もの悲しい楽しみを、彼は
懺悔
(
ざんげ
)
のうちに味わった。
ジャン・クリストフ:08 第六巻 アントアネット
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
宥恕(ゆうじょ)の例文をもっと
(15作品)
見る
ゆるし
(逆引き)
ベルナアルさんは、
宥恕
(
ゆるし
)
を乞うような哀れな眼つきで院長の顔を振り仰ぐと、またしょんぼりと顎を胸につけてしまった。
葡萄蔓の束
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
と
質
(
ただ
)
すと、源三は
術
(
じゅつ
)
無
(
なさ
)
そうに、かつは
憐愍
(
あわれみ
)
と
宥恕
(
ゆるし
)
とを
乞
(
こ
)
うような
面
(
かお
)
をして
微
(
かすか
)
に
点頭
(
うなずい
)
た。源三の腹の中は
秘
(
かく
)
しきれなくなって、ここに至ってその
継子根性
(
ままここんじょう
)
の
本相
(
ほんしょう
)
を現してしまった。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
宥恕(ゆるし)の例文をもっと
(2作品)
見る
“宥恕”の意味
《名詞》
寛大な心で許し、咎めないこと。
(出典:Wiktionary)
宥
漢検準1級
部首:⼧
9画
恕
漢検準1級
部首:⼼
10画
“宥”で始まる語句
宥
宥免
宥覚
宥源
宥和
宥快
宥欣
検索の候補
御宥恕
“宥恕”のふりがなが多い著者
金子ふみ子
ヴィクトル・ユゴー
ロマン・ロラン
パウル・トーマス・マン
中島敦
佐々木邦
柳田国男
幸田露伴
島崎藤村
佐藤春夫