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『葡萄蔓の束』
ふりがな文庫
『
葡萄蔓の束
(
ぶどうづるのたば
)
』
北海道の春は、雪も消えないうちにセカセカとやって来る。なにもかもひと口に頬張ってしまおうとする子供のようだ。落葉松の林の中は固い雪でとじられているのに、その梢で鶫が鳴く。 低く垂れていた鈍重な雪雲の幕が一気にひきあけられ、そのうしろからいち …
著者
久生十蘭
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「オール讀物」1940(昭和15)年6月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約39分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
衣
(
ローブ
)
憑
(
のりうつ
)
斑
(
はだら
)
表面
(
うわかわ
)
渝
(
かわり
)
頭巾
(
キャプション
)
相似
(
シミリテュード
)
聖母
(
マリヤ
)
肩衣
(
スキップレール
)
羞恥
(
はじ
)
浸
(
つか
)
寝房
(
ドルトアール
)
僧院
(
クロアートル
)
勤行
(
おつとめ
)
服装
(
みなり
)
白楊
(
ポプラ
)
痙攣
(
ひきつ
)
独房
(
セリュウル
)
僧衣
(
ローブ
)
祈祷
(
いのり
)
祷
(
いのり
)
橄欖
(
オリーブ
)
木靴
(
サボ
)
斜面
(
スロープ
)
面貌
(
おもざし
)
聖母
(
マドンナ
)
宥恕
(
ゆるし
)
鉄錆
(
さび
)
鼻翼
(
こばな
)
蒼黝
(
あおぐろ
)
菫
(
すみれ
)
鶫
(
つぐみ
)
乾酪
(
チーズ
)
蕁麻
(
いらくさ
)
顳顬
(
こめかみ
)
蚕豆
(
そらまめ
)
蝲蛄
(
ざりがに
)
音
(
ね
)
雲雀
(
ひばり
)
裸足
(
はだし
)
見惚
(
みと
)
野蒜
(
のびる
)
弥撒
(
ミサ
)
俤
(
おもかげ
)
僧帯
(
シングリューム
)
前肢
(
まえあし
)
去年
(
こぞ
)
和毛
(
にこげ
)
土筆
(
つくし
)
夕
(
ゆうべ
)
岩龕
(
デコーヴ
)
紡車
(
つむぎぐるま
)
御告
(
おつげ
)
悄
(
しお
)
斎室
(
レフェクトアール
)
昨日
(
きのう
)
毮
(
むし
)
氷柱
(
つらら
)
牛酪
(
バタ
)
竦
(
すく
)