“寝房”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんぼう33.3%
ねや33.3%
ドルトアール33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軍庁の一閣に、侍臣は燭をとぼし、曹操は寝房しんぼうを出て、この深夜というに、ものものしく待ちかまえていた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黄奎こうけいは夜おそく家へ帰った。さすがに酒も発せず、すぐ寝房ねやへ入った。彼には妻がなく、李春香りしゅんこうというめいが彼の面倒を見ていた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寝房ドルトアールのあるほうから入寝の鐘の音がきこえてくる。まるで天の御告おつげのような三点の鐘。
葡萄蔓の束 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)