“しんぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
辛抱56.7%
辛棒24.0%
辛防5.8%
心棒5.8%
忍耐1.4%
榛莽1.4%
真坊0.5%
侵暴0.5%
信望0.5%
寝房0.5%
森貌0.5%
深房0.5%
眞棒0.5%
辛卯0.5%
辛房0.5%
辛捧0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風呂はうちにあるし、買物などは、別の女中がいるから、それに頼めばよろしい。どうじゃな、あんたはそういう辛抱ができるかな
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「どうしてというわけもないが、君なら三日と辛棒ができないだろうと思う。第一僕は銀行業からして僕の目的じゃないのだもの」
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
余はとうとう夜の明けるまで一睡もせずに、怪し気な蚊帳のうちに辛防しながら、まるで草双紙にでもありそうな事だと考えた。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すると富田六段は、背中心棒にしてくるくるまわり、けっして頭の方へこさせない。そのからだの動かしようのす速さといったらない。
柔道と拳闘の転がり試合 (新字新仮名) / 富田常雄(著)
「ま、待ってくれ、つらかろうが、もすこし忍耐してくれ、そのうちには、叔母さんも考えてくる」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
榛莽塞りて行路なく、葛藟を攀じて之を蹈み開いたと伝えられている。
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「こら、真坊! おまえのはここにある。」と、いって、ミルクキャラメルをさって、真坊をくるくるとなでられました。
真坊と和尚さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
真坊は、ボールをげるときのように、片足げて、いひさしにかかっている、いはちのをねらってげました。
真坊と和尚さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
不善ある時はすなわち忠をもってこれを化し、侵暴ある時はすなわち仁をもってこれを固うした。腕力の必要を見ぬゆえんである。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
生徒の信望を集めていたという稲川先生は、一朝にして国賊転落させられたのである。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
軍庁の一閣に、侍臣は燭をとぼし、曹操は寝房を出て、この深夜というに、ものものしく待ちかまえていた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天下みな非とするもこれを疑わざる自信力、から造化の寵児を以て任じ、天民の先覚を以て居る大抱負、その荘容森貌にして、巍々堂々たる風丰、その古今に通じ天人を極めたる博学精識
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
と、顔をらめながら母たちの住んでいる北苑深房へ馳けこんでしまった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
譽稱へて止まざりける此の時村人與惣次に申しけるは人家の女房眞棒なり傳吉殿も今江戸より戻り大略元の身代に成らんとなす折柄女房が無ては萬事不都合ならん夫に付此方のお專殿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
㦣語』は抽斎が国文を以て学問の法程をして、及門の子弟に示す小冊子に命じた名であろう。この文の末尾に「天保辛卯季秋抽斎酔睡中に㦣言す」
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
諸君好奇心からいたとして、海底戰鬪艇竣成したにも、裝飾船室辛房せねばなりませんよ。
山に上らうといふ者は、それくらゐの事は辛捧せざるべからず。筑波山麓より筑波町まで、ほんの五六町の坂路也。筑波町に着きさへすれば、旅館四つ五つあり。その夜一泊して、翌朝山に上るべし。
秋の筑波山 (新字新仮名) / 大町桂月(著)