辛捧しんぼう)” の例文
山に上らうといふ者は、それくらゐの事は辛捧しんぼうせざるべからず。筑波山麓より筑波町まで、ほんの五六町の坂路也。筑波町に着きさへすれば、旅館四つ五つあり。その夜一泊して、翌朝山に上るべし。
秋の筑波山 (新字新仮名) / 大町桂月(著)