トップ
>
榛莽
>
しんぼう
ふりがな文庫
“
榛莽
(
しんぼう
)” の例文
簷を並べていた楼閣は影もなくなって
榛莽
(
しんぼう
)
が一めんに繁っていた。彭はもし方角が違ったのではないかと思って、その辺を捜してまわったが、他にそれらしい建物も見えなかった。
荷花公主
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
榛莽
(
しんぼう
)
塞りて行路なく、
葛藟
(
かつるい
)
を攀じて之を蹈み開いたと伝えられている。
山の今昔
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
明るみから暗いところへ、曲りなりにも緒についた官の意企に従って、そう——
微
(
かす
)
かながらも植えつけられた文明の場所から、彼らは進んで、求めて、
榛莽
(
しんぼう
)
の密林の土地に
脱
(
に
)
げこもうとしている。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
榛
漢検準1級
部首:⽊
14画
莽
漢検1級
部首:⾋
9画
“榛莽”で始まる語句
榛莽荊棘