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忍耐
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しんぼう
ふりがな文庫
“
忍耐
(
しんぼう
)” の例文
そこを思へば、叱られても、不自由な世帯に縮んでゐる、女子はまだも世間から、目指されぬのを徳にして、じつと
忍耐
(
しんぼう
)
致しませう。
移民学園
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
「ま、待ってくれ、つらかろうが、もすこし
忍耐
(
しんぼう
)
してくれ、そのうちには、叔母さんも考えてくる」
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
『これ、
稻妻
(
いなづま
)
、
汝
(
おまへ
)
は
世
(
よ
)
に
勝
(
すぐ
)
れたる
犬
(
いぬ
)
だから、
總
(
すべ
)
ての
事情
(
じじやう
)
がよく
分
(
わか
)
つて
居
(
を
)
るだらう、よく
忍耐
(
しんぼう
)
して、
大佐
(
たいさ
)
の
家
(
いへ
)
に
達
(
たつ
)
して
呉
(
く
)
れ。』と、いふと、
稻妻
(
いなづま
)
は
恰
(
あだか
)
も
私
(
わたくし
)
の
言
(
げん
)
を
解
(
げ
)
し
得
(
え
)
た
如
(
ごと
)
く、
凛然
(
りんぜん
)
として
尾
(
を
)
を
掉
(
ふ
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
父の為には隠すをば、孝と思へば、貞ならぬ、身はさながらに大罪を、冒せるものの心地して。優しきお詞聞く毎に、身を切らるるより、なほ辛きを、じつと我慢の
忍耐
(
しんぼう
)
強く。
移民学園
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
「そりゃ、判ってる、判ってる、判ってるがここが
忍耐
(
しんぼう
)
だ、まあ、気を大きくして、時節を待て、よく判ってる、あの二人は人間じゃない、おまえが居づらいのは判ってる、すまない」
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
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叔母さんも
何時
(
いつ
)
までもあんなじゃない、そのうちには考えて来る、おまえもそのうちには、何かいい目が出る、人間は
忍耐
(
しんぼう
)
が第一じゃ、忍耐してくれ、それでお鶴も、考えなおしてくれたら
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“忍耐”の解説
忍耐(にんたい、en: patience)とは、苦しさ、辛さ、悲しさなどを耐え忍ぶこと。例えば、自分に不都合なことなどをひとにされても、暴力的な仕返しをしたり、現実逃避したりしないなど。忍耐する力を「忍耐力」、忍耐力があることを「忍耐強い」と言う。
忍耐は、四元徳のひとつとされている。
(出典:Wikipedia)
忍
常用漢字
中学
部首:⼼
7画
耐
常用漢字
中学
部首:⽽
9画
“忍耐”で始まる語句
忍耐力
忍耐強
忍耐仕交