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掉
ふりがな文庫
“掉”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ふ
91.2%
ふる
4.8%
さお
1.6%
さをさ
0.8%
ふら
0.8%
ふり
0.8%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふ
(逆引き)
かつ柄も長くない、
頬先
(
ほおさき
)
に内側にむけた刃も細い。が、かえって無比の精鋭を思わせて、
颯
(
さっ
)
と
掉
(
ふ
)
ると、従って冷い風が吹きそうである。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
掉(ふ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ふる
(逆引き)
あれも拙者などに云わせると売名上手の
肚
(
はら
)
なし書生だ、回天詩史の中に『
即
(
すなは
)
ち直に夷人の舎に入り臂力を
掉
(
ふる
)
ひ、夷虜を
鏖
(
みなごろし
)
にし』
新潮記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
掉(ふる)の例文をもっと
(6作品)
見る
さお
(逆引き)
国民はほとんど文明の潮流に
捲
(
ま
)
き込まれんとしているから、やはりその自然の流れに従って
掉
(
さお
)
さして行かなければならぬ様になって来ている。
婦人に対する実業思想の急務
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
掉(さお)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
さをさ
(逆引き)
失敗
(
しつぱい
)
あり、
喜怒
(
きど
)
有り
哀楽
(
あいらく
)
ありで、一部の
好小説
(
こうせうせつ
)
が出来るのです、で
又
(
また
)
今後の
硯友社
(
けんいうしや
)
は
如何
(
いかに
)
と
云
(
い
)
ふのも
面白
(
おもしろ
)
い問題で、九年の
平波
(
へいは
)
に
掉
(
さをさ
)
して
居
(
ゐ
)
た
私
(
わたし
)
の
気運
(
きうん
)
も
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
掉(さをさ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ふら
(逆引き)
お仏壇は、蔦ちゃんが人手にゃ渡さねえ、と云うから、
私
(
わっし
)
は
引背負
(
ひっしょ
)
って、一度内へ
帰
(
けえ
)
ったがね、何だって、お前さん、女人禁制で、蔦ちゃんに、
采
(
さい
)
を
掉
(
ふら
)
せねえで、城を明渡すんだから、
煩
(
むず
)
かしいや。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
掉(ふら)の例文をもっと
(1作品)
見る
ふり
(逆引き)
と鋭く叫び、小親片膝立てて身構えながら、落ちたる
煙管
(
きせる
)
の
羅宇
(
らお
)
長きを、力
籠
(
こ
)
めて
掉
(
ふり
)
かざせし、吸残りけむ
煙草
(
たばこ
)
の煙、小さく渦巻きて消え
失
(
う
)
せたり。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
掉(ふり)の例文をもっと
(1作品)
見る
掉
漢検1級
部首:⼿
11画
“掉”を含む語句
掉尾
打掉
掉立
引掉
掉上
掉下
掉傾
掉冠
掉抜
“掉”のふりがなが多い著者
泉鏡花
内田魯庵
泉鏡太郎
薄田泣菫
ワシントン・アーヴィング
二葉亭四迷
夏目漱石
エドガー・アラン・ポー
小島烏水
南方熊楠