“硯友社”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんゆうしゃ78.8%
けんいうしや18.2%
けんゆうしや3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
硯友社けんゆうしゃの作家が、文章などに浮身をやつして、本当に人間が描けなかった中で、一葉丈は嶄然ざんぜんとして独自の位置を占めていますからね。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それから硯友社けんいうしやの傾向に私が同化することが出来なかつたことを説く条に、『その癖、かれは渠等と共通な感傷性を脱し切れなかつた』
エンジンの響 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
明治文壇を硯友社けんゆうしやの一派が風靡ふうびしたおりとて、紅葉館の女中の若い美女たちが、互いに好き好きの作者に好意を持つようになったのは、硯友社の尾崎紅葉おざきこうよう氏が芝公園近くに生れて
大橋須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)