“けんゆうしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
硯友社96.3%
硯友杜3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
版にしないものはいろいろあったが、出たものには山田美妙斎やまだびみょうさいが編輯していた『都の花』があった。その他硯友社けんゆうしゃ一派の『文庫』が出ていた。
明治十年前後 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
今ならカッフエというところで、近くの横寺町に住んでいた尾崎紅葉その外硯友社けんゆうしゃ一派の人々や、早稲田の文科の人達がよく行ったものだそうだ。
早稲田神楽坂 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
あたかもこの時に当り小説家の淵叢えんそうたりし硯友杜けんゆうしゃの才人元禄文学の研究と共にまた盛んに俳句を咏ぜしは斯道しどうの復興にあずかつてはなはだ力ありしなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)