“淵叢”の読み方と例文
読み方割合
えんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたかもこの時に当り小説家の淵叢えんそうたりし硯友杜けんゆうしゃの才人元禄文学の研究と共にまた盛んに俳句を咏ぜしは斯道しどうの復興にあずかつてはなはだ力ありしなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この中古學問の淵叢えんそうたる市に近づくとき、ジエンナロのいふやう。縑帛けんぱく黄變わうへんすべし。サレルノ騷壇の光は今既に滅せり。されど自然といふ大著述は歳ごとに鏤梓るしせらる。
碩儒せきじゅ淵叢えんそうたるゲルマン帝国のごとき、その政治ははたして人民の幸福を進捗しんちょくするに足るか。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)