“淵源”の読み方と例文
読み方割合
えんげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せんさく好きな老人などは突拍子もないような書物など持ち出して来て、事件の淵源えんげんを考証したり解剖してみせたりするのである。
長屋天一坊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
アルプス山の大欧文学に於ける、わが富嶽の大和民族の文学に於ける、淵源えんげんするところ、関聯するところ、あにすくなしとせんや。
富嶽の詩神を思ふ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
伝統は、失わんとするが故に、改めて愛することを強いられた心にてられる。『千載集』はあらゆる意味において、中世和歌伝統の淵源えんげんとなった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)