“淵川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふちかわ63.6%
ふちかは27.3%
ふちがわ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お杉ばばと淵川ふちかわ権六なのである。二人とも、足ごしらえから身支度まで、死出の旅路を覚悟のようにかいがいしくして
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
胸に燃ゆる情のほのほは、他を燒かざれば其身をかん、まゝならぬ戀路こひぢに世をかこちて、秋ならぬ風に散りゆく露の命葉いのちば、或は墨染すみぞめころも有漏うろの身をつゝむ、さては淵川ふちかはに身を棄つる
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
隠したのか、それとも淵川ふちがわへでも身を投げたのかと、親父も心配して居ります
半七捕物帳:56 河豚太鼓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)