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掉尾
ふりがな文庫
“掉尾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とうび
75.0%
ちょうび
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうび
(逆引き)
そして
終
(
つい
)
には彼の両神山の奇峭を
掉尾
(
とうび
)
に振い起して、この大山脈を竜頭蛇尾に終らしめない所に、自然の用意の周到なることが窺われる。
奥秩父の山旅日記
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
あの降参が如何にも
飄逸
(
ひょういつ
)
にして拘泥しない半分以上トボケて居る所が眼目であります。小生はあれが
掉尾
(
とうび
)
だと思って自負して居るのである。
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
掉尾(とうび)の例文をもっと
(9作品)
見る
ちょうび
(逆引き)
菊之助が
掉尾
(
ちょうび
)
の一振ともいうべきものは、明治三十年二月の歌舞伎座で勤めた「
関
(
せき
)
の
扉
(
と
)
」の小町姫であった。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
もしこの狗寺に入るを見ればことごとく
住
(
とど
)
まり低頭
掉尾
(
ちょうび
)
すとある。タヴェルニエー等の紀行に、回教徒の厳峻な輩は、馬にさえ宗制通りの断食を
厲行
(
れいこう
)
する趣が見える。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
掉尾(ちょうび)の例文をもっと
(3作品)
見る
掉
漢検1級
部首:⼿
11画
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
“掉”で始まる語句
掉
掉立
掉上
掉下
掉傾
掉冠
掉抜
“掉尾”のふりがなが多い著者
ヴィクトル・ユゴー
木暮理太郎
南方熊楠
高浜虚子
内田魯庵
中島敦
永井荷風
岡本綺堂