“飄逸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょういつ78.3%
へういつ15.2%
ユーモア2.2%
ユーモラス2.2%
ノンシャラン2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奇人にはちがいありませんが、洒脱しゃだつ飄逸ひょういつなところのない今様いまよう仙人ゆえ、讃美するまとはずれて、妙にぐれてしまったのだと思います。
平塚明子(らいてう) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
絵は飄逸へういつを狙つてやゝ俗になつてゐるが下手ではない。それに『木まくらの角は丸山たをやめに心ひかるるみつうちの髪』
いかがです法水さん、機智ウイット飄逸ユーモアでは、あのドアは開けられんでしょうからな。それとも、熔鉄剤テルミットでしょうか。いやとにかく、貴方がああいう奇言を
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
久我鎮子くがしずこが提示した六こまの黙示図は、凄惨冷酷な内容を蔵しながらも、外観はきわめて古拙な線で、しごく飄逸ユーモラスな形にかれていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
のみならず、あの飄逸ノンシャランな王様が、そんなアクの強いことをされるわけもないのである。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)