“へういつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
飄逸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宛如さながらあき掛稻かけいねに、干菜ほしな大根だいこんけつらね、眞赤まつか蕃椒たうがらしたばまじへた、飄逸へういつにしてさびのある友禪いうぜん一面いちめんずらりと張立はりたてたやうでもあるし、しきりに一小間々々ひとこま/\に、徳利とくりにお猪口ちよく、おさかなあふぎ
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
最近に『東西文学比較評論』といふ著作を公にした高安たかやす月郊氏は飄逸へういつな詩人風の性行をもつて知られてゐる人だが、ずつと以前自作の脚本を川上音二郎一派の手で新富しんとみ座の舞台にのぼした事があつた。
禅味飄逸へういつなる仏教は屈曲して彼等の内に入れり。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)