“猪口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょく42.9%
ちょこ37.4%
ちよく11.0%
ちよこ8.2%
おちょこ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肉眼で見る代わりに低度の虫めがねでのぞいて見ると、中央に褐色を帯びた猪口のようなものが見える。それがどうもおしべらしい。
沓掛より (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
引き潮どきに足もとを掘れば自分でいくらでもとれるのだが、猪口に一杯二十円、三十円という値段で羽がはえて飛ぶように売れる。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
今晩なぞとは手ぬるいぞ、と驀向から焦躁を吹つ掛けて、飲め、酒は車懸り、猪口は巴と廻せ廻せ、お房外見をするな、春婆大人ぶるな
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
さう言ふ平次の前へ、女房のお靜は何時の間に支度をしたか、三つの猪口と人肌の徳利と、二つ三つのめ物を並べるのでした。
(それは四つ五歳のころのことだが——)私は父が傍見をしながら猪口を口にはこんで、このわたが咽喉につかえたのを見てから、いつもをもって座っていた。