“猪口才”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょこざい94.3%
ちょこさい2.9%
ちよこざい2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやそれは、とんだお耳ざわりであったろう。お案じ下さるまい。今すぐ、この猪口才ちょこざいな使者めをつまみ出してしまいますれば」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うっかりさわれば生きてますと云い貌にびちりと身をもじり、あっと云ってね飛ばせば、虫のくせに猪口才ちょこさいな、頭と尾とで寸法とって信玄流に進む尺蠖とは、気もちの悪い一対いっついである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「われも、子供のくせに、猪口才ちよこざいげなことを云うじゃないか。」いまだに『鉄砲のたま』をよく呉れる伯母は笑った。
浮動する地価 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)