“ちょこざい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猪口才89.2%
小才覺2.7%
猪古才2.7%
猪子才2.7%
猪小才2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
醜悪にして猪口才ちょこざいな敵機が大阪の町々に火の雨を降らせたその時から数えて今日まで丁度一ト月の間、見たり聴いたりして来た数々の話には
理不盡りふじんなるいかり切先きっさきたゞ一突ひとつきにとマーキューシオー殿どの胸元むなもとをめがけていてかゝりまする、此方こなたおなじく血氣けっき勇士ゆうし、なにを小才覺ちょこざいなと立向たちむか
そのころ僕は学校の餓鬼大将だけにすこぶる生意気なまいきで、少年のくせに大沢先生のいばるのがしゃくにさわってならない。いつか一度はあの頑固じじいをへこましてくりょうと猪古才ちょこざいなことを考えていた。
初恋 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
小野さんの句切りは例になく明暸めいりょうであった。稲妻いなずまははたはたとクレオパトラのひとみから飛ぶ。何を猪子才ちょこざいなと小野さんの額を射た。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それも彼奴きゃつ等の癖だからまアえわ、辛棒出来んのは高山や長谷川の奴らの様子だ、オイ細川、彼等きゃつら全然まるでだめだぞ、大津と同じことだぞ、生意気で猪小才ちょこざいで高慢な顔をして
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)