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『浮動する地価』
ふりがな文庫
『
浮動する地価
(
ふどうするちか
)
』
ぽか/\暖かくなりかけた五月の山は、無気味で油断がならない。蛇が日向ぼっこをしたり、蜥蜴やヤモリがふいにとび出して来る。 僕は、動物のうちで爬虫類が一番きらいだ。 人間が蛇を嫌うのは、大昔に、まだ人間とならない時代の祖先が、爬虫に、ひどくい …
著者
黒島伝治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約29分(500文字/分)
朗読目安時間
約48分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
鍬
(
す
)
扱
(
こ
)
脛
(
ずね
)
萎
(
しな
)
秣草
(
まきぐさ
)
仰向
(
あおむけ
)
希
(
こいねが
)
畝
(
せ
)
零
(
ゼロ
)
煎
(
い
)
苫茅
(
とまがや
)
餓鬼
(
がき
)
臑
(
すね
)
自家
(
うち
)
艶気
(
つやけ
)
釣瓶
(
つるべ
)
礫
(
つぶて
)
蓬
(
よもぎ
)
蕨
(
わらび
)
蜥蜴
(
とかげ
)
醋
(
す
)
脛
(
すね
)
肥桶
(
こえおけ
)
疼
(
うず
)
生唾
(
なまつば
)
枠
(
わく
)
朴訥
(
ぼくとつ
)
撥
(
は
)
悪阻
(
つわり
)
家
(
うち
)
嬲
(
なぶ
)
埒
(
らち
)
唐箕
(
とうみ
)
卯
(
う
)
傍
(
そば
)
係累
(
けいるい
)