“秣草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まぐさ83.3%
まきぐさ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして充分馬をやしなわなくちゃあならなかったが、家のある方へ参りますと田畑が多くって牧場が少ない、それゆえ秣草まぐさを買わなくちゃあならない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
考えるということについては不治の怠惰な連中で、大して弁解の余地もない怠惰者だった。ただ横にころがって自分の秣草まぐさと夢とを平和に反芻はんすうすることばかり求めてる、無気力な動物だった。
トシエの親爺の伊三郎の所有地は、よもぎや、秣草まきぐさや、苫茅とまがやが生い茂って、誰れもかえり見る者もなかった。
浮動する地価 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)