“外見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みえ41.7%
そとみ13.3%
みかけ11.7%
よそみ8.3%
ぐわいけん5.0%
うわべ3.3%
みば3.3%
きまり1.7%
おもて1.7%
がいけん1.7%
ながめ1.7%
みっとも1.7%
みつとも1.7%
みてくれ1.7%
よそめ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方には無駄な贅沢(ぜいたく)即ち酒道楽や女道楽に浪費する金銭を節し身分不相応の下駄や帽子に外見(みえ)を張るような事を制して金銭を貯蓄し
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そこまでアいったが姐御、先方が、いきおいこんで踏みこんでみるてえと、外見(そとみ)はそのねらっていた品物でも、中は石ころじゃアねえか。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
数馬とそして市之丞とは血気の若武士であるだけに外見(みかけ)は平然としているものの、内心不安に思っているらしい。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あれなら右の目で本を見て、左の目で外見(よそみ)が出来るから、校長に捉りっこない。乃公も藪睨みに生れて来ればよかった。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
其(そ)れの徳義(とくぎ)は——「廋(かく)すより露(あら)はるゝはなし」——尚(な)ほ言(い)ひ換(か)へれば——「外見(ぐわいけん)を飾(かざ)るな、幾(いく)ら體裁(ていさい)ばかり繕(つくろ)つても駄目(だめ)だ、蛙(かはづ)の子(こ)は矢(や)ツ張(ぱり)蛙(かはづ)さ」
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
長「馬鹿をいうな、親方の拵えた物だって拙いのもあらア、此の棚は外見(うわべ)は宜(い)いが、五六年経ってみねえ、留が放(はな)れて道具にゃアならねえから、仕事が嘘だというのだ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そこで余り外見(みば)の好くねえ労働者の乾物っていう奴が、出来かかっていると云うものさね。——ところで此処は何処なんだろう?
人間製造 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「や、去(かえ)るな。いよいよ去るな」と、善吉は撥(は)ね起きて障子を開けようとして、「またお梅にでもめッけられちゃア外見(きまり)が悪いな」と、障子の破隙(やぶれ)からしばらく覗いて
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
外見(おもて)はずうッと派手に飾って、交際(つきあい)も十分に致し、何処に会が有っても芝居の見物でも、斯ういう店開きが有れば其の様にびらを貼るという様な事でございまして、中々物入の続く商売。
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
親類なぞに対して外見(がいけん)をよそおうような場合だろうか。こう彼は節子の居ないところで独(ひと)り自分に言って見た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
もう四邊(あたり)は眞暗であった。三日月が空にかかっていた。しかし、その鈍い光りは、時々小枝の隙間をとおして照らされている對象に、異樣な外見(ながめ)を與えるだけであった。
僕は幸(さいわい)にして最初から高い処に居ないからそんな外見(みっとも)ないことはしないんだ! 君なんかは主義で馬鈴薯を喰ったのだ、嗜(す)きで喰ったのじゃアない、だから牛肉に餓(う)えたのだ
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
舊(もと)の學校の友達から然うした外見(みつとも)ない事を爲(し)たと云つたなら、義男は猶厭な思ひがするであらうと思つたからであつた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
君の外見(みてくれ)と押し出しとは、ちょうどフランスの大統領カルノー〔(フランスの技師兼政治家。一八八七年共和国大統領となり、一八九四年イタリヤの無政府党員に暗殺された)
妻 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
そうしっかり決心している彼女は、外見(よそめ)には蝦蟇に狙われている、胡蝶さながらに憐れに不憫に、むごたらしくさえ見えるけれど、心境は澄み切り安心立命、すがすがしくさえあるのであった。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)