“廋”の読み方と例文
読み方割合
かく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔の人は人に存するもの眸子ぼうしより良きはなしと云ったそうだが、なるほど人いずくんぞかくさんや、人間のうちで眼ほど活きている道具はない。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
またかくさんと欲する心を示すものは、目、口、鼻など頭の頂上より足の爪先つまさきに至るまで、一つとして我々の性質を現す機会とならぬものはない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
れの徳義とくぎは——「かくすよりあらはるゝはなし」——へれば——「外見ぐわいけんかざるな、いく體裁ていさいばかりつくろつても駄目だめだ、かはづぱりかはづさ」
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)