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廋
ふりがな文庫
“廋”の読み方と例文
読み方
割合
かく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく
(逆引き)
昔の人は人に存するもの
眸子
(
ぼうし
)
より良きはなしと云ったそうだが、なるほど人
焉
(
いずく
)
んぞ
廋
(
かく
)
さんや、人間のうちで眼ほど活きている道具はない。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
また
廋
(
かく
)
さんと欲する心を示すものは、目、口、鼻など頭の頂上より足の
爪先
(
つまさき
)
に至るまで、一つとして我々の性質を現す機会とならぬものはない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
其
(
そ
)
れの
徳義
(
とくぎ
)
は——「
廋
(
かく
)
すより
露
(
あら
)
はるゝはなし」——
尚
(
な
)
ほ
言
(
い
)
ひ
換
(
か
)
へれば——「
外見
(
ぐわいけん
)
を
飾
(
かざ
)
るな、
幾
(
いく
)
ら
體裁
(
ていさい
)
ばかり
繕
(
つくろ
)
つても
駄目
(
だめ
)
だ、
蛙
(
かはづ
)
の
子
(
こ
)
は
矢
(
や
)
ツ
張
(
ぱり
)
蛙
(
かはづ
)
さ」
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
廋(かく)の例文をもっと
(4作品)
見る
廋
部首:⼴
13画
“廋”のふりがなが多い著者
岡倉天心
岡倉覚三
ルイス・キャロル
新渡戸稲造
夏目漱石