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外見
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そとみ
ふりがな文庫
“
外見
(
そとみ
)” の例文
そこまでアいったが姐御、先方が、いきおいこんで踏みこんでみるてえと、
外見
(
そとみ
)
はそのねらっていた品物でも、中は石ころじゃアねえか。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
しかし
外見
(
そとみ
)
には同じこの一つの態度が、ある他の人間の場合には承服し得ないものとなつて現れることがある、といふことを君も認めると思ふ。
続生活の探求
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
その中に
外見
(
そとみ
)
は
網代車
(
あじろぐるま
)
の少し古くなった物にすぎぬが、御簾の下のとばりの好みもきわめて上品で
源氏物語:09 葵
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
本来ならば修業最中のいまだ若い
身空
(
みそら
)
で常磐津になっても落語家になってもこう万事万端がいいずくしじゃ、
外見
(
そとみ
)
はいかにもいいけれども、しょせん、永い正月はありませんやね。
初看板
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
早く、早く、早くという声が、時計のセコンドの様に、絶え間なく
耳許
(
みみもと
)
に聞えていた。それにも
拘
(
かかわ
)
らず、彼の歩調は
一向
(
いっこう
)
早くなかった。
外見
(
そとみ
)
は、暢気な郊外散歩者とも見えたであろう。
灰神楽
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
「何さ
内
(
なか
)
みが文なしだから、それで
外見
(
そとみ
)
を飾るのさ」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
あたまの中ではいろんな思いがさわがしく駈けめぐっているが、
外見
(
そとみ
)
はいかにも
閑々
(
かんかん
)
としてお妾のごとく退屈そうだ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
彼が
外見
(
そとみ
)
も内も元氣のいい、あたりの者に愉快を感じさせるやうな、その元氣で相手を壓して了ふやうな、さういふ人間であるならば、人々にそんな氣持を抱かしめるやうな餘地は無いのだ。
続生活の探求
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
外見
(
そとみ
)
は
女菩薩
(
にょぼさつ
)
、
内心
(
ないしん
)
女夜叉
(
にょやしゃ
)
に、突如湧いた仏ごころ。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“外見”で始まる語句
外見張
外見無