“女夜叉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にょやしゃ83.3%
おんなやしゃ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて、櫛まきお藤が与吉の口から弥生に対する丹下左膳の恋ごころを聞かされて一変、緑面りょくめん女夜叉にょやしゃと化したあの場所だが。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「そりゃ、女夜叉にょやしゃかもしれないわ。ただ、こんな女夜叉にょやしゃにほれられたのが、あなたの因果だわね。——まだうたぐっているの。じゃわたし、もう知らないからいい。」
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その緑面の女夜叉おんなやしゃを与吉はいま眼のあたりに見たのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)