“ながめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナガメ
語句割合
眺望49.3%
21.1%
長雨5.6%
長目4.2%
2.8%
霖雨1.4%
光景1.4%
吟咏1.4%
壮観1.4%
外見1.4%
景観1.4%
景觀1.4%
1.4%
直視1.4%
眺矚1.4%
1.4%
1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車は西へ西へと走って、日の夕暮十勝国境白茅の山を石狩の方へとった。此処の眺望は全国の線路にんど無比である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
てゐるが此身ので有ぞかしと言を忠兵衞押返は若旦那のお言葉ともずおと雖も廣くもあらずてや書物に
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼岸ばな今はおどろと巻鬚もしらけたり長雨ふりにし
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
今まで微白いように見えていた花は真紅の色に染まっていた。彼は驚いて女の顔を見た。女の濃艶長目な顔が浮きあがったようになっていた。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
又山里の梅さへ過ぐるに万歳殿の来ぬ事よと京なつかしきや侍らん。翁此返辞に其事とはなくて、去年の水無月五条あたりを通り候に、あやしの軒に看板を懸けて、はくらんの妙薬ありと記す。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ふる眼の梅雨霖雨を日ぐらしと子は父を思ふ父は子を
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ふりこむる梅雨霖雨の日ぐらしを硯に向ひ書くこともなし
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
放し飼いにした伊那駒が、秋天高く馬肥える、今日この頃の野のように、長いるわせて、さも勇ましく駆けている。秋にふさわしい光景である。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
希望、あくがれ、吟咏わらひ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
殿下の行啓と聞いて、四千人余の男女が野辺山が原に集りました。馬も三百頭ではききますまい。それは源が生れて始めての壮観です。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
もう四邊は眞暗であった。三日月が空にかかっていた。しかし、その鈍い光りは、時々小枝の隙間をとおして照らされている對象に、異樣な外見を與えるだけであった。
早朝、深く水を湛えた或る巌蔭で、私は、世にも鮮やかな景観を見た。
早朝、深く水を湛へた或る巖蔭で、私は、世にも鮮やかな景觀を見た。
れば第一お目の毒なれば戸外へ出て爛漫たる櫻のり山水のより四方の人が花に遊行に醉ひ打戲るゝ景状を御覽にならばお目の藥と再度言はれて氣色ばみ忠兵衞夫等を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しごとはふまじるにてもさまのおづかはしとればなくもはじつと直視ゐたりハツと俯向紅葉のかげるはしき山里がりしてびししは蝶々髷とたちて姿やさしき都風たれにらんなるかはひを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その横雲白明方の空に半輪の残月を懸けたり。一番列車を取らんと上野に向ふの上なる貫一は、この暁の眺矚れて、覚えず悚然たる者ありき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
突当りの砲兵工廠の夜の光景は、楽天的にると、向島の花盛を幻燈で中空へ顕わしたようで、轟々く響が、吾妻橋を渡る車かと聞なさるるが、悲観すると、煙が黄に、炎が黒い。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一年夏の驟雨後の月影かにして、北向の庭なる竹藪に名残白玉のそよ吹く風にるゝ風情、またあるまじきなりければ、旗野は村に酌を取らして、夜更るを覚えざりき。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)