“白玉”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しらたま43.8%
はくぎょく43.8%
はくぎよく6.3%
しろたま3.1%
しろだま3.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白玉しらたまをもつたえだ一本いつぽん阿倍あべ右大臣うだいじんには唐土もろこしにある火鼠ひねずみ皮衣かはごろも
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
「兼ちゃん。ここだよ。何ボヤボヤしているのさ。氷白玉しらたま二つ……それから、ついでに蚊遣香を買って来ておくれ。いい児だ。」
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
……唄の声がこの月に、白玉しらたまの露をつないで、おどろの草もあやを織って、目にあおく映ったと思え。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
見渡みわた花園はなぞのるのにしきつきにほこりて、まろ白玉しらたまつゆうるはしゝ、おもへばれもゆるなるを
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ぼんだといふに昨日きのふらも小僧こぞうには白玉しらたま一つこしらへてもべさせず
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
杭州こうしゅうに美女あり、そのおもて白玉はくぎょくの如く、夜な夜な破狼橋はろうきょうもとに来って妖童ようどうを見る……」
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
沖の辰巳島たつみじまから、まともに吹きあげてくる海風に、身ぶるいをした巨松のこずえが、振るい落した白玉はくぎょくしずく——。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その根元に豆菊がかたまって咲いて累々るいるい白玉はくぎょくつづっているのを見て「奇麗ですな」と御母さんに話しかけた。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
人の書いた立派な著書の中から白玉はくぎょく微瑕びかのような一、二の間違いを見付けてそれをさもしたり顔に蔭で云いふらすのなどもその類であるかもしれない。
徒然草の鑑賞 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
またまとい給う銀紗ぎんしゃのおんから、藍田らんでんの珠の帯やら白玉はくぎょくのかざりにいたるまで、光燿こうようそのものの中にあるおすがただった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
或は激湍げきたんあわを吹いて盛夏なほ寒しといふ白玉はくぎよくたにがは、或は白簾はくれんにじを掛けて全山皆動くがごとき飛瀑ひばくの響
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
海の霧旅順の山にひろがれば虚空にありぬ白玉はくぎよくの塔
その中でし得た者は白玉しろたまそこなうた者は黒玉くろだま、夫れから自分の読む領分を一寸ちょっとでもとどこおりなく立派に読んでしまったと云う者は白い三角を付ける。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
会読と云うことは生徒が十人なら十人、十五人なら十五人に会頭かいとう一人ひとりあって、その会読するのをきいて居て、出来不出来によっ白玉しろだまを附けたり黒玉くろだまを付けたりすると云う趣向で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)