“会頭”の読み方と例文
読み方割合
かいとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十五人なら十五人に会頭かいとう一人ひとりあって、その会読するのをきいて居て、出来不出来によっ白玉しろだまを附けたり黒玉くろだまを付けたりすると云う趣向で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
さて塾長になったからといって、元来の塾風で塾長に何も権力のあるではなし、ただ塾中一番むずかしい原書を会読かいどくするときその会頭かいとうを勤めるくらいのことで、同窓生の交際つきあいに少しも軽重けいじゅうはない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
会頭かいとう勿論もちろん原書を持て居るので、五人なら五人、十人なら十人、自分に割当てられた所を順々に講じて、しその者が出来なければ次に廻す。又その人も出来なければその次に廻す。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)