“軽重”のいろいろな読み方と例文
旧字:輕重
読み方割合
けいちょう77.3%
けいじゅう13.6%
けいちよう4.5%
けいぢゆう4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寒温痛痒の軽重けいちょうを明言する能わずして、無益に診察の時を費すのみか、其医師は遂に要領を得ずして処方に当惑することありと言う。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
当今は人殺ひとごろしにも過失殺故殺謀殺などとか申して、罪に軽重けいじゅうがございますから、少しの云廻しで人を殺しても死罪にならずにしまいますが、旧幕時代の法では
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しかし事実ではないにもせよ、岩見重太郎を軽蔑するのは甚だ軽重けいちようを失したものである。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「それは好く知つてゐます。どちらも自然の造つたものには違ひありませんが、わたくしの為めには軽重けいぢゆうがあります。わたくしの霊といふとわたくし自己です。体は仮の宿に過ぎません。」